終末の教会 4『言葉と聖書』

 創世記11章7節

さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう。


いまあなたは、広い海のうえを小さな貨物船で漂流している。目的地は見失い、自分たちがどこに居るのかさえ分からなくなった。

乗組員はみんな外国人で、それぞれの言語で喋るため会話が成り立たず、ある者は右へ舵を切ろうとし、ある者は左に行こうとする…そうこうしているうちに船は大嵐に巻き込まれ、沈没してしまった。


アルト もしもこの人たちが同じ言葉を話せたら、助かったかもしれないのに…




神様  そうじゃな…しかし、言葉がバラバラになったのはあることがきっかけだったんじゃ。





昔、地上にあらわれたノアの3人の息子は、神の命令により70の種族を生み出した。これが現在の人類の先祖になります。彼らは同じ言葉を話し、町を作り暮らした。
しかし、よからぬ欲望を持つようになる…我々の力を天にも知らしめよう!
そうして、彼らは天にも届く塔を建設しはじめた。
そのことを知った神は怒り、彼らの一つだった言葉を乱し、二度と結託できないように各地へと離散させた。
町には人が居なくなり、塔の建設も止まった。
その町はバベル(混乱)という名前で呼ばれていました。



神様  人が神に勝るなど、無駄なのじゃ!






神の愛はとても偉大で、いつも人類を見守っています。しかし、人が神の存在を証明しようとしたり、思い上がって神を裁くような真似をしたら、その行いは怒りによって打ち砕かれることになる。

ところで、ノアの子孫たちが話していた言語とは何だったのか?
それは、一番有力な説は『古代のヘブライ語』といわれてます。
いま読まれている聖書は、ヘブライ語で書かれた写本をもとに各国の言葉で翻訳されたものです。
「死海文書」はいまから2100年ほど前に書かれた、現存する最古の写本ですが、それも聖書の「原本」ではありません。聖書の原本は失われ、現在では読むことはできない。でも写本はある。
聖書の著者は神です。それを人が書き写し、2000年以上受け継がれてきた。


アルト 2000年前の人と同じ本を読めるなんて、不思議な感じだね。





人は誰でも、何のあてもなく前に進めない。そんな状態では目標に向かうどころかさ迷うだけです。
聖書の言葉は道を照らす灯りになるでしょう 先程の漂流する船も、もしも灯台の光が見えたら、迷うことなく港にたどり着けたと思います。

ということで、今回のお話はこれでおしまい!

うーん…夏に向けて小説を書きたいなーーと最近思います。でも途中まで書いて放置してあるのが何個かあるんですけど……
あぁ…まぁ、創作って難しいやね。 
作家ってスゴいな 
締め切りに追われたくないぃ!こっちはブログで好きなこと書いてるほうが合ってるんだ!(逃亡)

っておい…
聖書の研究は続けますので、今後もよろしくお願いしますm(__)m
ではまた、次回!  

あまね。

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